【機能】

  1. 在宅データ提出の概要
  2. データ登録とファイル作成手順

【画面】


1.在宅データ提出の概要

在宅データ提出加算に必要な患者データを出力する機能です。
事前に各患者の「サマリ」>「在宅データ提出」に情報を登録する必要があります。

また、EFファイルとKファイルについては各レセコンから出力ください。

2.データ登録とファイル作成手順

データ提出加算のために必要なファイルは下記の4種類です。

  • 外来様式1(FF1ファイル)
  • 外来EF統合ファイル
  • 外来様式3
  • 外来Kファイル

 

モバカルネットにて作成するデータは、
外来様式1(FF1ファイル)を作成するためのデータです。

データ作成後は外来様式1入力支援ソフトにて内容のチェックと、外来様式1(FF1ファイル)の作成が必要です。

データ提出の進め方につきましては、厚生労働省保険局医療課より公開されております資料をご参照いただくようお願い致します。

>> 令和7年度 外来データ提出加算等に係る説明資料※PDFファイルが別タブで開きます。

外来様式1入力支援ソフト/外来データ提出支援ツールにつきましては下記をご参照ください。

>> 外来医療等調査事務局ホームページ※別タブで開きます。

※外来EF統合ファイル,外来Kファイルにつきましてはご利用されているレセコンのベンダー様へお問い合わせください。

※外来様式3につきましては、データ提出先の事業所へお問い合わせください。

在宅データ提出の登録

データ提出を行う患者一人一人にデータ登録が必要です。
複数患者のデータを一括で登録する機能はございません。

  1. データ提出を行う患者ページ>サマリ>在宅データ提出の順にクリック、
    作成したい年月を選択し「データ登録」をクリックします。

    ※データ登録をしていない場合は「データが登録されていません」と表示されています。
  2. データ入力画面に遷移します。

    「*」マークが付いている項目は必須項目です。適宜選択、または入力してください。
    カルテやサマリの情報を元に該当項目は自動反映されます。

    下記項目はサマリの情報が反映されます。
    サマリ項目 在宅データ提出項目
    初診日 初診月
    郵便番号 郵便番号
    認知症 高齢者情報
    介護認定 要介護度
    管理料設定
    管理区分(人数) 
    訪問診療の状況内
    単一建物診療患者数
    病名 診療情報/傷病

    ※身長・体重はカルテまたは看護記録に記載があった場合に反映されます。
    ※初診月/郵便番号/高齢者情報/要介護度はデータ登録時のサマリ項目を引用します。
    サマリ項目と異なる場合は手入力で修正をお願いします。
    ※病名に関しましては、該当月に有効になっている病名のみ反映します。
    例)病名開始日:2024年7月1日~の場合
    2024年8月分データ登録時反映 〇
    2024年7月分データ登録時反映 〇
    2024年6月分データ登録時反映 ×

    ※「訪問診療の状況」内の訪問診療日は対象診療タイプのカルテ診療日から自動反映されます。
    対象診療タイプ:<定期訪問>、<在がん医総>、<再診(同一患家)>
    カルテ反映ボタンを押下すると押下時のカルテを参照し訪問診療日に診療日が反映されます。

    ※「往診の状況」内の往診日は対象診療タイプのカルテ診療日から自動反映されます。
    対象診療タイプ:<往診>、<緊急往診>、<夜間往診>、<深夜往診>、<休日往診>
    カルテ反映ボタンを押下すると押下時のカルテを参照し往診日に診療日が反映されます。

    ※「訪問看護の状況」の訪問看護日は一括追加ボタンから複数日をまとめて追加できます。

    カレンダーから日付を選択し、登録を押下すると選択した日付が訪問看護日として入力されます。

    入力後、画面下部の「登録」をクリックして情報を登録します。

    ※入力作業が途中の場合には「登録」ではなく「一時保存」ボタンを押下ください。

    ※病名入力について

    「病名」(傷病名)欄に文字入力しますと候補が表示されます、その候補の中から選択してください。
    候補から病名を選択いただくとICD10、病名コードが自動で入ります。

    未コード化病名は候補には出てきませんので手入力をお願いします。
    候補に無い病名を入力した場合は、ICD10コード:0000
    病名コード:0000999 が入ります。

    ※「登録」を押下された際に必須項目の入力が漏れている場合には「~が入力されていません」のポップアップが表示されます。

    該当項目の背景色が黄色表示されますので、 選択または入力いただき再度「登録」いただくようお願いします。

  3. 登録しますと、入力した内容が表示されます。

    「一時保存」をされますと登録ステータスが「一時保存」と表示、データ作成の対象にはなりません。

    登録ステータスが「登録済」のデータが、データ作成の対象となります。

データ提出を行う全ての患者でデータ登録が完了しましたら、ファイルの作成に進みます。

在宅データ提出のファイル作成

  1. [情報・集計]>[在宅データ提出]の順にクリックし、在宅データ提出を行う月の「ファイル作成」をクリックします。
  2. 該当月に診療を行った患者が一覧で表示されます。
    対象カルテタイプ:<定期訪問>、<在がん医総>、<再診(同一患家)>
    [診療]と[設定]の両方に〇が入っている患者がデータ作成の対象です。

    在宅データ提出を行う患者の[診療]と[設定]に〇が付いているのを確認し「ファイル作成」をクリックします。

    ※[設定]が×の患者は[在宅データ提出]の登録がされておりません。

    また、△の患者は[在宅データ提出]の登録が一時保存状態となっています。
    一度「キャンセル」をクリックし、該当患者のサマリから[在宅データ提出]の登録を行ってください。
  3. 「ファイル作成」をクリックしますと「データ作成中」が表示され、 その表示の上に「データを作成しました」が表示されましたら「OK」をクリックします。

    ※患者数が多い場合には「データを作成しました」の表示までお時間がかかることがあります。
  4. 「生成ファイル」欄に表示されたファイル名をクリックすると、ファイルがダウンロードされます。

    ※ファイルを削除されたい場合は「ファイル削除」ボタンをクリックしてください。

    また、ファイルを作成した後に在宅データ提出を行う患者のデータを追加する場合には、差分だけでファイルを作成することができ兼ねますため、一度作成したファイルを削除し再度ファイルを作成し直してください

    削除したデータは復元できませんのでご注意ください。

コピー機能

一部項目は、患者に登録されている保険病名や、当月のカルテ日付などを参照します。
コピー作業時点で登録されていない保険病名・カルテ日付等の情報は、コピー時に反映されません。

  1. データ登録が完了後、別月のデータ登録を行う場合には「コピー」をご利用ください。

    コピーボタン押下後に「コピー元」と「傷病」のコピー先を選択して登録ボタンを押下してください。
  2. コピーされた内容がデータ登録されます。
    その他の項目は編集から適宜選択または入力をお願いします。

    ※コピー元にデータがない場合はエラーとなります。

    コピーされる項目は以下の通りです。

    ・初診月
    ・郵便番号
    ・診療場所
    ・身長体重
    ・喫煙歴
    ・介護情報
    ・開始前情報
    ・患者の状態
    ・パーセルインデックス
    ・排泄
    ・排尿
    ・褥瘡
    ・低栄養
    ・がんの傷病
    ・がんのstaging分類
    ・がんのNRS
    ・訪問の主病名

    上記以外の項目や変更があった項目は、適宜選択または入力をお願いします。

月別一括コピー機能

一部項目は、患者に登録されている保険病名や、当月のカルテ日付などを参照します。
コピー作業時点で登録されていない保険病名・カルテ日付等の情報は、コピー時に反映されません。

  1. [情報・集計]>[在宅データ提出]の順にクリックし、在宅データ提出を行う月の「ファイル作成」をクリックします。
  2. 該当月に診療を行った患者が一覧で表示され、画面左上部に「設定データコピー」ボタンを押下。

    コピー元の年月と傷病の引用先を選択して実行を押下。
  3. 実行後はコピーされた該当患者の設定が赤〇に変わります。

    ※コピー反映対象となるのは設定が「×」(データ未登録)の患者のみです。
    △、〇になっている患者はコピーされませんのでご注意ください。

在宅データ提出設定

設定>10-14.在宅データ提出設定
「訪問診療の状況」「往診の状況」内の主たる訪問診療先のデフォルト設定を変更いただけます。

以上でモバカルネットでのデータ作成は完了となります。

<参考資料>
外来チェックエラーコード一覧表
※外部のサイトへ遷移します

モバカルネットver.24.1 追加機能

「定期訪問」「在がん医総」「再診(同一患家)」のいずれかの診療タイプのカルテがある方を対象にしました。

【修正前】
情報・集計>在宅データ提出のデータ作成の対象は対象月に下記7つのいずれかの診療タイプのカルテがある方でした。

  • 「定期訪問」
  • 「緊急往診」
  • 「往診」
  • 「夜間往診」
  • 「深夜往診」
  • 「休日往診」
  • 「在がん医総」

【修正後】
情報・集計>在宅データ提出のデータ作成の対象は対象月に下記3つのいずれかの診療タイプのカルテがある方に変更しました。

  • 「定期訪問」
  • 「在がん医総」
  • 「再診(同一患家)」

「訪問看護の状況」の一括登録が可能となりました。

サマリー>在宅データ提出>訪問看護の状況を一括追加できるようにしました。

【操作方法】

  1. サマリー>在宅データ提出>データ登録画面を開きます。
  2. 「訪問看護の状況」>「一括追加」をクリックします。
  3. 「訪問看護の状況 一括追加」のポップアップ画面が表示されます。
  4. カレンダーから訪問看護を実施した日にち、「自院での実施」の「有」「無」を選択します。
    選択した日付は緑色で表示されます。
  5. 「登録」ボタンをクリックすると選択した内容が「訪問看護の状況」欄に反映します。

    ※既に「訪問看護の状況」欄に登録がある状態で一括追加を行うと、一括追加したデータは既存データの最後尾に追加されます。
    ※間違えて追加した日付は、日付を空欄にして「一時保存」or「登録」をすると削除されます。

自動反映される病名にハイフンが入っていた場合も、正しい傷病名コードが入るようになりました。

在宅データ提出>自動反映される病名にハイフンが入っている場合に正しい傷病名コードが反映しない不具合を修正しました。
【修正前】
「傷病名」にハイフンが入っていると、「ICD10」「0000」、「傷病名コード」「0000999」と反映する。

【修正後】
「傷病名」にハイフンが入っている場合に正しい傷病名コードが反映するよう修正しました。

「訪問診療の状況」で自動反映される日数が31日分にいたしました。

在宅データ提出>訪問診療の状況に自動反映する対象カルテの診療タイプと反映日数を変更しました。

【修正前】

在宅データ提出>訪問診療の状況は診療タイプ「定期訪問」のカルテが作成されていると10日まで自動反映する仕様でした。

【修正後】
在宅データ提出>訪問診療の状況に自動反映する対象カルテの診療タイプは下記の3つに変更しました。

  • 「定期訪問」
  • 「在がん医総」
  • 「再診(同一患家)」

サマリ―>在宅データ提出>訪問診療の状況から作成した場合は該当月に該当の診療タイプのカルテが作成されていると全てのカルテを自動反映します。
情報・集計>在宅データ提出から作成した場合は該当月に該当の診療タイプのカルテが作成されていると古い日付のカルテから31個分自動反映します。
同じ日付のカルテが複数ある場合は注意が必要です。

モバカルネットver.24.2 追加機能

「在宅データ提出」データ出力の対象と訪問診療状況へ自動反映されるカルテの診療タイプを選択できるようになりました。

在宅データ提出のデータ出力対象の診療タイプ/「訪問診療の状況」の項目の対象診療タイプをクリニックで設定できる仕様に変更しました。
【設定方法】

  1. 設定>「10-14.在宅データ提出設定」>「データ出力対象診療タイプ」を選択します。
  2. 規定値に設定したい項目にチェックを入れて登録ボタンをクリックします。
  3. 以上で設定完了です。
    • 在宅データ提出のデータ出力対象の診療タイプ
    • 「訪問診療の状況」の項目の対象診療タイプ
      の規定値に設定されます。

「在宅データ提出」の月単位のコピー時に「開始前情報」がコピーされないようになりました。

<在宅データ提出 データコピー手順>

  • 患者サマリ>在宅データ提出>コピー
  • 情報集計>在宅データ提出>作成>設定データコピー

患者サマリ>在宅データ提出にて、コピー元に「開始前情報」が入力されているデータをコピーした場合に、コピー先に「開始前情報」がコピーされないよう対応しました。

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