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2025.01.24 -
2025.07.08
電子処方箋発行及び設定方法
電子処方箋の発行には、事前準備が必要となります。
下記ページをご参照の上、事前準備が完了しているかご確認いただきますようお願いいたします。
<電子処方箋 導入事前準備のご案内>
電子処方箋発行の流れ
【項目】
1.認証方法
モバカルネットではカードレス署名に対応しております。
カードレス署名とは本人認証を行いクラウド管理されているHPKIセカンド電子証明書を用いる方法です。
1日1回本人認証を行っていただくことで端末に問わず電子処方箋の発行を行っていただくことができます。
認証用URL(https://s3.movacal.net)へアクセス。
本人認証を行うクリニックのモバカルネット証明書を選択し、ログインします。
本人認証の方法は、HPKIカード(物理)、FIDO認証、マイナンバーカードを利用して行います。
ご希望の認証方法のボタンをクリックしてください。
認証用URLをブックマークしていただくようお願いいたします。
外出先の端末ではネットワーク状況などにより認証がうまくいかない可能性がございます。
院内にある端末にて認証作業を行っていただくようお願いいたします。
※認証を行えるのはユーザ区分が「医師」となっているユーザのみとなります。
※認証用URL(https://s3.movacal.net)は通常利用できません。
例)HPKIカード認証の場合
カードリーダーにセットされたHPKIカードの証明書が表示されますので選択し、PINコードの入力を行います。
認証が問題なく行われると認証方法と有効期限が表示されます。
OKを押下すると「認証に成功しましたタブを閉じてください。」と表示されます。
以上で認証は完了となります。
モバカルネットの画面に戻りますとユーザ名横の認証マークに色がつきます。
1度認証を行うと、20時間継続します。
認証時間内で再度認証作業を行うと再認証時から20時間期限が延長されます。
※認証時間の確認方法
ユーザ名横の認証マークをクリックすると現在の情報を表示します。
2.電子処方箋の発行
院外処方欄に電子処方箋の☑が追加されています。
こちらに☑を入れていただきカルテを保存していただくことで電子処方箋の発行が可能となります。
重複チェック画面へ遷移するポップアップが出ますので「OK」を押下します。
重複チェック画面が立ち上がります。
成分重複、併用禁忌薬剤などのチェックにかかりますと左部で薬剤が赤枠となります。
内容を確認の上、薬剤の変更など入力を行ってください。
重複しているが処方を行いたい理由などを「重複チェックコメント」に記載いただくことで薬局がコメントを確認することができます。
確認の☑をつけていただき登録ボタンを押下すると電子処方箋の発行が完了となります。
電子処方箋の発行が完了すると、過去カルテ画面に電処発行済が追加されます。
2025年5月1日機能変更
電子処方箋発行後は院外処方を修正不可としておりましたが、
疑義照会でカルテ内の処方のみ修正が必要となるケースに対応するため機能を変更いたしました。
電処発行済の状態でカルテ編集に入りますと院外処方画面がロックされグレーアウトします。
右上の鍵マークをクリックしていただくとロックを解除できます。
ロック解除の確認画面でOKを押下。
※ロック解除後に再度ロックをかけることはできません。
ロックが解除されると通常の処方入力画面となります。
ロック解除後「電処発行済」が「電処発行後変更有」と変更されます。
※処方情報の編集を行っても電子処方箋管理サービスへ登録された処方情報は変更されません。
処方箋控えの処方内容とカルテ内の処方内容に相違が発生いたしますのでご注意ください。
発行済みの電子処方箋の内容を変更されたい場合には電子処方箋取消作業をお願いします。
上記運用根拠につきましては下記資料の12Pをご参照ください。
電子処方箋
運用上の参考資料
3.電子処方箋の取消
電子処方箋発行が完了すると、過去カルテの「電子処方箋発行」が「電子処方箋取消」に変わります。
取消を行う場合には「電子処方箋取消」を押下してください。
※取消ができるのは薬局が調剤受付を行う前までとなります。
受付済みのためエラーとなった場合は該当薬局へご連絡の上、受付取消をご依頼ください。
従来、処方箋となっていたボタン名称も「処方箋控え」となり、押下すると処方控えを確認いただけます。
医事文書内の処方箋も処方控えと変更されます。
FAX送信方法につきましては従来と同様です。
4.薬剤情報/診療情報・特定健診情報の取得
薬剤情報や特定健診情報の取得が可能となりました。
サマリ内に「薬剤情報/特定健診情報」のタブが追加されています。
左部から期間を指定してから取得ボタンを押下しますと、指定された期間内の薬剤情報を取得できます。
※薬剤情報/特定健診情報の取得にはマイナンバーカードを利用して同意が必要となります。
※モバカルネット電子処方箋連携ツールのセットアップが動作していないと情報の取得を行えません。
5.用法紐づけ
電子処方箋発行時には電子処方箋用の標準用法を利用することが推奨されています。
そのため、モバカルネットで利用されている用法につきましては、標準用法への紐づけをお願いいたします。
設定>6-2院外処方用法管理の画面で、編集する用法を選択します。
テキストBOXへご入力いただき候補からご選択ください。
登録ボタンを押下することで用法紐づけは完了となります。
※電子処方用法は表示された候補から選択ください。直接の入力はできません。
※用法の候補は厚生労働省から配布されている用法マスタを参照しております。
参考資料:用法マスタ_202302101800
6.特定器材の算定紐づけ
特定器材の電子処方箋発行を行うには算定器材コードの登録が必要となります。
院外処方を行う特定器材につきましては、事前に算定器材コードの紐づけをお願いいたします。
設定>5-1行為コードの画面で、編集する行為を選択します。
算定器材コードのテキストBOXへご入力いただき候補からご選択ください。
登録ボタンを押下することで算定器材コードの紐づけは完了となります。
算定器材コードの紐づけがない場合は、発行時に下記エラーとなります。
※算定器材コードがない器材につきましては従来通り、紙の処方箋にて処方をお願いします。
※特定器材の電子処方箋発行を行うと処方控えには算定名が表示されます。
行為名に設定いただいた商品名に関しましては、電子処方箋データの中に格納しております。
そのため、調剤側で電子処方箋データを取り込むことで商品名も確認いただけます。
モバカルネットver.24.1 追加機能
発行後に薬剤等の修正を行える機能を追加しました。
電子処方箋発行後、疑似照会で薬剤等に変更があった場合に電子処方箋の取消はせずに院外処方欄の修正を行えるようにしました。
【修正方法】
- 該当カルテの「編集」ボタンをクリックします。
- 電子処方箋発行済の場合、院外処方欄がグレーアウトしており処方編集ロックが掛かっています。
右上の処方編集ロックをクリックすると「処方編集ロックを解除します。よろしいですか?※ロック解除後、再ロックはかけられません。」のアラートが表示されます。
処方編集ロックを解除する場合は「OK」、ロックを解除しない場合は「キャンセル」をクリックします。
※「OK」をしたタイミングでロック解除となり、カルテを「編集中止」などで閉じてもロック解除された状態になります。
※ロックを解除すると処方編集ロックボタンが消えて、再ロックできません。
※ロック解除後、処方内容を変更していない場合も再ロックできません。 - 処方編集ロックの解除を行うと、グレーアウトが外れて院外処方欄が編集可能となります。
院外処方欄で薬剤の修正を行い「編集完了」します。
※処方編集ロック解除後に院外処方欄で薬剤の修正を行った場合も、「処方箋控え」は電子処方箋発行時の処方内容が保持されます。 - 処方編集ロックを解除すると、カルテに「電処発行後変更有」マークが表示されます。
※処方編集ロック解除後、処方内容を変更していない場合も「電処発行後変更有」マークが表示されます。
処方編集ロックを解除すると該当カルテの「修正履歴」の全ての履歴に「電処発行後変更有」マークが表示されます。
※処方編集ロック解除が行われた修正履歴の時刻を特定することはできません。
モバカルネットver.24.2 追加機能
電子処方箋で注射薬を発行する際に見出し「その他」を選択することで、電子処方箋上の見出しが「注射」として発行できるようになりました。
ver24.1までは注射薬を処方し、電子処方箋を発行した場合に「剤型区分(処方)と剤型名称の記録省略が一致しません。」となり電子処方箋の発行ができませんでした。
ver24.2の機能追加にて、注射薬でも正常に電子処方箋が発行できるよう改修いたしました。
※注射薬以外の薬剤の見出しを「その他」にして電子処方箋の発行された場合は、従来通り「処方箋情報CSVの形式が正しくありません。」のエラーが表示されます。
そのため、注射薬以外に関しましては従来通りの見出しで発行いただきますようお願いいたします。